2009年04月04日 配信
公明新聞:2009年4月4日
75歳以上の低所得者 自己負担限度額引下げ
与党が方針
保険料の軽減措置継続などで合意した与党PT=3日 衆院第1議員会館
与党高齢者医療制度に関するプロジェクトチーム(PT、鈴木俊一座長=自民)は3日、衆院第1議員会館で会合を開き、長寿医療制度(後期高齢者医療制度)について、低所得者の保険料軽減措置を継続する方針を決定するとともに、高齢者医療制度の見直しに関する基本的な考え方をまとめた。
公明党から坂口力副代表、福島豊同PT座長代理(衆院議員)らが出席した。
このうち、年金収入80万円超から168万円以下の人の保険料については、2009年度から7割軽減になる予定だったが、当面の措置として現行の8・5割軽減を継続する。
一方、75歳以上で特に低所得の高齢者が外来受診した場合は、自己負担限度額を月8000円から4000円に大幅に引き下げる。
また、財政が悪化した健保組合への支援を拡大する。こうした方針に併せて、失業者が健保組合から国保に移行した場合、前年度の所得に応じた保険料では高額になることから、軽減措置を講じる。
これらの方針を具体化するため、同PTは、09年度補正予算案による対応を含め検討する方針だ。
今後の検討項目としては、70歳から74歳の高齢者の窓口負担2割への引き上げを凍結していること(現行は1割)に関し、恒久的な措置のあり方について、年末までに結論を出すことを明記した。これに関連して、65歳から69歳までの窓口負担の割合についても検討する。
そのほか、(1)年金80万円以下の人の保険料9割軽減を11年度まで継続(2)75歳など年齢による区分のあり方(3)「後期高齢者」や「終末期医療」の名称――などを挙げ、見直すことを確認した。